横浜で行政書士をしている、かもめ行政書士法人の清水です。

「行政書士法人」というタイトルでの投稿ですが、投稿している現在、行政書士法人数は、行政書士全体の1-2%で、まだまだマイナーな存在です。

なぜ行政書士法人化したのか?

行政書士事務所(個人事業主)が98%占めるのに、なぜ行政書士法人化したか、と言いますと、

1.顧客の多くが法人なので、法人化することで、顧客のことをより理解するため。

2.複数行政書士が在籍し、事業リスクを下げるため。一人では限界があります。

3.社会保険に加入することで、従業員の福利厚生の向上に繋がるため。

4.大手企業は法人としか取引をしない傾向があるため。

5.1-2%のシェアしかないため、先行利益の余地があるため。

といった理由です。

行政書士法人のメリットとデメリット

行政書士法人になると、

・社員が出資することで、事務所の財政基盤が強くなる。

・社会保険に強制加入することで、将来の生活設計が安定化する。

・大手企業、一部上場企業から依頼がくる場合がある。

・複数拠点を設けることができる。

一方、

・社会保険料の経費が増え、人件費が1.2倍増える。

・行政書士会費も法人分プラスして払うことになる。

・登記や行政書士会への手続きが増える。

・税務が複雑になり、税理士に依頼するので、顧問費用が発生する。

ということもあります。

結局、メリット、デメリットを比較し、メリットが大きければ、行政書士法人化することになります。