横浜で行政書士事務所を開業している、かもめ行政書士法人の清水です。

今回はタイトルの『行政書士の仕事は楽しいか?』について書きます。

顧客からの依頼を受けて仕事をするので、当然「大変なこと、辛いこと」もありますが、「楽しいこと」もあります。

行政書士に限らず「楽しい」と感じるには、一定のレベルが必要。

「仕事が楽しい」と感じるには、やはり一定のレベルが必要です。

顧客から「許可が取得が出来た」「会社設立を行えた」「ビザを取得できた」と感謝されると、とても嬉しくなります。

また、依頼が全くないときに、HPを見て問合せを頂くだけでも、嬉しいことはあります。

前年と比べて年商が上がれば、行政書士としての開業のやりがいも感じられるでしょう。

仕事である以上、「苦しさ・大変さ」と向き合うのは避けられないのですが、ある一定レベルを超えると「楽しさ・嬉しさ」を感じることができます。

行政書士の年商が上がれば、楽になるか?

年商が行政書士の仕事の楽しさに直結するとは思いませんが、一定の年商がなければ、行政書士としてのやりがいも感じられないです。

また、年商が上がると楽になるかと言えば、一概にそうとは言えないです。

事務所を借りるようになると固定費は上がり、人を雇えば、給料も発生し、事務所の運営も大変になってきます。

私は事務所を借りて7年以上経ちましたが、事務所を借りて良かったと思います。仕事における張り合いであったり、仕事とプライベートを物理的に分けられたことで、精神的に楽になりました。

人を雇えば、思いもしないことでトラブルが起きたり、急な退職申し出があったり、想定外も多いです。しかし、全て自分がする必要はなくなり、自分にはない視点や考え方に気づきがあるのも事実です。行政書士の方にも、信頼していたスタッフより退職の申し出があり、「採用はコリゴリだ」と話す方もいます。

そういったことも含め、すべてが勉強であり、事業としての面白味もあります。

行政書士として上手くいけば。

年商がそれなりに上がり、生活も成り立ち、家族を養えるほどになれば、存在意義に立ち返ることも少なくありません。

行政書士の中には、行政書士法人化し、複数行政書士が在籍し、サービスも多岐に渡ったり、拠点を複数置いたりする方もいます。

私のように、事業の継続を考えている方もいますし、また行政書士を辞めて、「やりたいこと」をする方もいます。

行政書士として上手くいけば、「やりたいこと」や「成し遂げたいこと」にシフトするのでは、と思います。本当はここからが面白くなります。型にはまらないことをできるし、突き詰めれば業界のイノベーションも起こせます。

士業は国が定めたもので、業務範囲が法律で制限され、顧客の課題解決を十分行えるかというと、限界はあると考えます。他士業と組むなど全く手段はない訳ではないですが、やはりイニシアティブを取れないと、「寄せ集め」に近くなり、思い通りに事が運ばない恐れもあります。