横浜で行政書士事務所を開業している、かもめ行政書士法人の清水です。
2012年に自宅にて開業し、運よく今では横浜駅近くにて、行政書士法人化しています。
行政書士試験に合格した後、求人を見てみたら…。
今では行政書士試験も難しくなり、数回受験して合格する方も珍しくありません。
行政書士試験を勉強するうちに、法律に興味が起こり、行政書士として働きたいと考える方も多いと思います。
行政書士に合格した後、求人をネットで検索してみると、意外に補助的な仕事しかないことに気づきます。
行政書士の場合、残念ですが、実務と試験内容はかなり開きがあるのも事実です。
行政書士に合格しただけでは、極端に言えば、役所が受理できるレベルの書類を作ることは難しく、また依頼を考えている顧客との対応も行えないと言えます。
まずは、業務を習得して頂くためにも、書類作成の精度を上げる取り組みが必要です。
最初は、役所の求める書類作成力を身に付けよう。
晴れて、行政書士事務所に就職できたとして、一から実務を教えてもらえるかというと、そうではありません。
行政書士として登録された時点で、1人のプロフェッショナルとしての自覚が必要になります。
書類を作成するのに、ある程度自分で調べたり、資料を用意をしたうえで、上司や代表に確認を行うことになります。
また書類作成を行い、提出すると、修正指摘を数多く受けることも珍しくありません。
書類作成力の向上には、実務を数多く行うことが不可欠です。
顧客のニーズは、行政書士業務に留まらない。
地道に書類作成力を身に付けて、顧客対応も任せられるようになると、別の能力を鍛えていくことになります。
「コミュニケーション能力」と言えばそれまでですが、行政書士分野以外様々なことを質問されます。
許認可業務の場合、顧客は法人で、中小企業であれば、社長が対応することが多いです。
社長は日夜会社のことを考えていますので、様々な角度から質問を受けることも多々あります。
しかも、専門知識をそのまま話しても、顧客には伝わらないため、かみ砕いて説明する力も必要です。
どんな仕事でも、まずは成果を出すことに心掛けよう。
行政書士業務の経験が浅い時は、簡単な補助的な業務しかアサインされないかもしれません。
事務所によっては、早い段階から納期がタイトな仕事を振られるかもしれません。
どんな仕事でも指示する上司には、それなりの意図があるものです。
簡単な仕事や逆に大変な仕事でもベストを尽くし、気づいたことがあれば、上司の方と相談するのも良いです。