横浜で行政書士事務所を行っている、かもめ行政書士法人です。

私も周りから勧められて、SNSを(少しですが)しています。

SNSを見ていますと、行政書士開業の方の中には、「行政書士として開業(独立)しました!」と投稿し、その後事務所の準備している様子も、こまめに投稿しています。私も開業当時のことが思い出されて、私(清水)は2012年8月に個人事務所として開業しました。

私も一応即独派ですが、実はいくつか行政書士事務所に電話したり、求人応募しましたが、面接にも至りませんでした。

つまるところ、独立しか選択肢がなかった、ということです。

私の周りでも、多くの方は、右も左もよく分からない即独した感じで、開業セミナーに参加しながら事務所運営を勉強している方もいました。

実際独立すると、サラリーマンと独立した人との働き方は全く異なります。

独立すると、

1.仕事は自分で取ってくるもの。

2.顧客から、納期の督促や、値引きなど要求されることもある。

3.業務に必要な文房具も、自分で全て用意する。

4.休みは自分で決められる。

5.周囲から注意を受けないようになる。

6.仕事がなければ、「自分は社会に必要とされているのだろうか。」と不安になる。

等々、かっこよく書けば「自己責任」の世界になります。

どの程度の確率で、行政書士として上手く軌道に乗るのか?

「上手くいく」の定義は人それぞれですが、日本行政書士連合会のアンケートによると、年商500万円を超えるのは20%です。

私も会報で年商のアンケートを見ましたが、500万円以下・1000万円以下など大まかな選択肢となっているので、100万円単位でのデータは存在しないです。

データを見ていくと、年間約2,500人超の方が行政書士を登録し、年間1,500人超廃業に追い込まれています。

起業すると、3年で半数なくなり、10年ではわずか1割しか残れない、と言われていますので、行政書士もおそらく似たような感じだと思います。

また、行政書士事務所も雇用できるところは、非常に少ないです。

そのため、行政書士をしてやっていくのなら、基本「独立」で、仕事も自分で取ってきて、継続する他ない、というのが通常です。

私も開業して1年経った頃に、資金が尽きました。もう1か月仕事がなければ、行政書士を辞めてサラリーマンに戻っていたかもしれないです。

事務所に勤めても、独立してもプロフェッショナル・マインドは大事。

私が上手くいっている行政書士の方々と会っている内に、上手くいく秘訣は、プロ意識では、と考えるようになりました。

クライアントの問題・課題・依頼内容を解決できる力・マインドが大切で、顧客志向を常に持ち続けることです。

「独立すれば、自由に稼げる」という考えをされる方はいますが、やはり顧客の意図を理解し、プロの一人としてサポートできない限りは、「自由さ」を手に入れることは難しい、と考えています。

開業して約10年経ちますが、事務所で対応できる範囲内で、クライアントの依頼に真摯に対応していると思います。

将来行政書士になって、しっかり顧客をサポートしたいとお考えの方は、選択肢として弊行政書士法人をお考え下さい。