横浜で行政書士事務所を開業している、かもめ行政書士法人の清水です。

行政書士になる方は、ほとんどの場合行政書士の実務は未経験だと思います。

中には、行政書士事務所に補助者として就職し、試験に合格する方もいますが、行政書士は雇用が少ないため、そういう方は少ないです。

行政書士となって実務力を付けるには。

行政書士の試験と実務はかけ離れている場合が多いので、実務力を身に付けるのは課題だと言えます。

依頼をする顧客も、行政書士という信用で、お仕事をお願いしています。

受験専門学校で実務講座、行政書士会で実務研修を行ったり、私的に勉強会など開催していることもあります。

研修や勉強会を通して、実務のアウトラインを知ることができます。

最終的には、自分で手を動かして書類を作ったり、役所に申請して指摘を受けることで、実務を習得していきます。

行政書士事務所に入ると実務力は身に付きやすい。

行政書士は市場が小さいためか、求人を行っている行政書士事務所は少ないのが実情です。

しかし、運よく行政書士事務所に入れますと、事務所自体案件を受けているので、書類作成する力は付きやすいです。

また先輩、上司もいることで、相談に乗れますし、自身で作成した書類を確認してもらえるメリットもあります。

一方で、案件を常時多数受けている事務所の場合、納期が次々差し迫っていることもあり、その意味では、未経験、新人という意識から早く卒業して、一行政書士としての気概を求められることもあります。

建設業許可を例にすれば、毎回同じ様に建設業許可を対応するのではなく、依頼される方の事情は多種多様で、経験を積み重ねる他実務力を向上する方法はないです。

私も数多くの案件に対応したことで、以前は相見積もりの中でようやく選ばれていたことが、今では初回面談時に、そのまま依頼になるようになりました。

実務力が付くと、行政書士としての自信が付き、事務所を持てたり、スタッフも雇用したりして、益々「頑張ろう」という気持ちになります。